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鑑賞日記 初心者のための上方伝統芸能ナイト 👏

山本能楽堂で

初心者のための上方伝統芸能ナイト、

拝見してきました

 

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解説の談話、

講談、落語、

講談体験コーナー、

狂言、能、とすすむプログラム、

ほどよい時間配分で

楽しませていただきました

 

この能楽堂(有形文化財)、建物の中に

能の舞台が屋根とともに収納されているつくりで

快適で、見やすい、です

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この日の演目と感想備忘です

 

解説: 各伝統芸能を親しみやすく解説いただき

   知らなかったことをたくさん教えて

   いただきました

 

講談: 本能寺、謎が多い事件、

   なぜ 本能寺に入ることやその時刻を

   攻め入る側が知っていたのか、など、

   今後また聞けるかもしれないエピソードに

   楽しみが広がりました

   次はどこでいつ聞けるかな?

 

   南海師は高校で落語を語ったり

   浪曲をテープで聞いたり

   プールで競泳の練習をしたりしていた、

   旧来の仲間で、こうして口演を鑑賞できる感慨も

   格別です

 

 

落語: 最も好きな素材は義太夫ものなのですが

   お芝居ものも声色が派手で五感に迫るところが

   楽しいです

   歌舞伎はTV観劇と脚本閲読が精一杯で

   まだ観劇したことがないのですが

   春蝶師の七段目、それぞれの役の声のとおりと

   入れ替わりの迫力に圧倒されました

 

   七段目、初めて聞きました

   播州所縁のお話のうち、一力茶屋は

   七段目だそうで、

   この外題のいろんな場面を観劇したいな、

   と思いました(ご近所萱野所縁の場面とか。。。)

 

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狂言: 学校の教材で読んだのか、

    芸術鑑賞の授業で観たのか、

    記憶が定かではない、附子、

    ハイライトだそうですが、

    全編大笑いでした

 

    舞台からの声が距離あるのに

    耳元に近寄ってくるのが不思議な感覚でした

 

 

能:  初めて拝見した井筒

    舞台道具の「井筒」ももちろん初めて見ました

    旅する僧の夢に現れた霊が思い出に浸るほどに、

    また、霊が舞いつつ井筒に近寄るほどに、

    女の心が男の姿を呼び出し、

    井筒をのぞけば、水面に映る霊自らの姿は?

    との想像が広がりました

 

    もとの素材とされる伊勢物語、

    男は業平ではなく田舎わたらひの商人(子どもも職業世襲と勝手に解釈。。。)らしく

    描かれていますが、

    業平とその妻のこと、を代えて表現していたのかも

    知れず、能ではストレートに

    男は業平としているようで、凝縮された潔さが

    わかりやすくて 見ている側には助かります

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    田舎わたらひの男は

    山を越えて他の女のもとへ通っていたそうですが、

    狂言 附子の主人は供も連れずに山の向こうに

    何をしに行っていたのか、との

    余計な疑問もぶり返してきました。。。

 

年に何回か開催されているとの、このイベント、

機会があれば、また拝見したいです

 

 

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