観劇日記 唐組・第63回公演 ジャガーの眼
テントに入って
舞台の様子を見て、
次々と現れる怪しそうな登場人物を
見るにつれ、
思い浮かぶことが混じりあってきて
観劇後、1ヶ月 感想を書けないままと
なってしまっていました
まとまらない原因となった、
頭の中の勝手なキーワードは、
ブタの心臓、日本童謡集、
唐獅子牡丹、旅の夜風、
そして舞台上に ホンに
散りばめられたもの全て
(ネタバレするので用語は伏せて。。。)
ブタの心臓: ネタバレ少し含みます
餃子大王というバンドの作品に、
ブタの心臓 というのがあり
好んで聞いておりました
臓器を移植したら、もとの持ち主の行動が
うつってしまうようなことが
題材だったか発想源だったか、
との記憶ですが
人の器官のもらい受け活用、
今ではかなり範囲が広がってきて
いることに驚きます
タイトルの ジャガーの眼、
物語が進む中で、あ、このことか、
とだんだんわかってきます。。。
日本童謡集: ジャガーの眼、寺山修司さんゆかりの
お話と知らずに観に行ってしまい、
ウッカリしてました
knasadaが小学生のころ、愛読、愛唱、で
手元においていた本、たしか、
カッパブックスようの形態、
日本童謡集。。。
寺山修司さん編によるもので
そこには、童謡の考え方や、
故郷から離れた時の思い出、
など触れられており、
リンゴの唄、唐獅子牡丹、旅の夜風、
赤とんぼ、など、歌いながら想いを
はせるということが
できる貴重な書籍でした
その頃の学校のバス旅行では
今の時代の便利な道具はなかったので
ガリ版刷りの歌集を持っていって
児童がバスの中で声を合わせて
歌ったものでした
日本童謡集は歌集づくりの際の歌詞の
確認に活躍
バスの中で小学生が旅の夜風を
大声で合唱(但し少人数)してました
ジャガーの眼、お芝居の中で、
寺山修司さんゆかりの言葉や文物、
あ、これ、とどんどん出てきて
また、頭の中がグルグル
そういうと、日本童謡集の
ブックカバーに書かれた編者紹介文で
初めてテント芝居の存在を知ったのでした
(蛇足 天井桟敷という集団の名前も。。。)
そして、このジャガーの眼、劇中の歌、
刺激的で楽しませていただきました
(そういうと昨年の演目の劇中には、
旅の夜風が絡んでました)
と、頭の中の寄り道、脱線に苦しめられ
(楽しまされ?)ながら、
楽しく観た、ジャガーの眼、
出演の方、皆様、まぶしく、力強く、
驚きと敬意をもって拝見したのでした
お名前をあげきれませんが
戸になったり、病院の方々になったり、
大忙しの皆様がた(新美さんの目線スゴかったです)、
大鶴さんの声の通り、
昨年に比して迫力が増し
少年のまっすぐさが
声となって、両目の下から
飛び出してくるような感じを
受けました
(knasada が思い浮かべたブタの心臓に
つながるサイドストーリー?)
月船さんの登場、肩と腕の関節部分
どうなってるのかわからず
プラスチック感にだまされました
久保井さんの口からの液体、今年の飛距離、
とても遠くまでいってました
舞台の近くにすわれたので
飛んでくるものがくる度に
大ウケ、大笑い、してました
テント芝居のよいところ、
整理券もらうために並ぶ行列
入場に向けて手際よくさばかれる整列
テントに入って突然雰囲気変節
詰めて座って早速痛む関節
足組み替えの際譲り合う隣との間隔
休憩とるので舞台は三幕(あ、この演目は、です)
前方後方上手下手からの登場に心臓バクバク
拍手喝采大団円で退場するのに立つと膝ガクガク
まとまらない感想です
来年の春も大阪で観れるといいなと思います
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