読後感想 四世鶴屋南北「桜姫東文章」
鶴屋南北、
ちゃんと読むのは初めてかも
(河竹黙阿弥は、
ちょいと読んだことあったけど。。。)
何篇か読もうと思っているのですが
一篇読んだので感想
桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)
読みこなすには
予習が少々必要ですが
ベンリな時代になりました
用語を検索して
Wikipediaなどで、その場で調べていけば
なんとか、読みすすめます
【予習した言葉】
・清玄桜姫もの
・隅田川もの、または、梅若伝説
・都鳥の一巻
・衆道心中
・香箱
・ストックホルム症候群
・輪廻転生
【読んでみて、訪ねねばならないと
思った旧跡など】
・清水寺
・隅田川
・河原崎座(跡がわかるか?)
【清玄桜姫ものについて】
1673年の古浄瑠璃「一心二河白道」から、らしいですが、
これだけだと、話がタンジュンで短いことなどが理由で
近年は、この「桜姫東文章」くらいしか、
演じられてないのだとか。。。
1698年から1884年にかけて、いくつかの作品が
あったようですが、
鶴屋南北によるこの作品は
1817年(文化14年)に河原崎座に
かけられたようです
【感想】
登場人物多く、
悪役として動く人物がいろいろからんで
場面も入れ替わっていくので
派手さはあるかも。。。
最後は、あ、こんなものか、という感じですが
歌舞伎の脚本としては
十分なのかもしれません
桜姫の前世が
どこかの段階で、本人思い出しちゃう、とかの
展開があると、話がさらにややこしくなっていいかも、と
感じました
言葉のまわしかたは
黙阿弥の定型リズミカルなものとは
違いますが、
knasadaは、こっちが好き
せりふの 元ネタが どこから
きてるか、まで、読み解く教養を
持ち合わせていないのが
ザンネンですが
きっと背景にいろいろあるのだろうと
うかがえました
ストックホルム症候群が
短時間に効果出過ぎているのが
ウソっぽいですが
歌舞伎だからアタリマエでしたね。。。
テキストがのこっているものは
少ないのかも知れませんが
関連作品群をぜひ、たどってみたい、です
でも、都鳥の一巻、
なぜお宝なんでしょう?
どんなお宝なんでしょう?
とても気になる
次は
ふるさと所縁の
天竺徳兵衛を読もうっと!
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コメント
教養のなさ露呈のうすっぺら読後感想ですが、恥かくのを厭わず、こういう作品もコツコツ読んでいきたいと思います
投稿: knasada | 2012年8月19日 (日) 05:09