鄭州到着
列車で、石家庄から鄭州に到着しました。
霧の中、飛ぶ確率の低かった、
石家庄空港出発の飛行機は、
出発予定時刻1時間前の問い合わせでは、
時間を遅らせて運行の予定、とのことでした。
移動を急がずに待てる旅なら、
飛行機が飛ぶかどうか待ってもよかった、と思いますが、
今回は後の出張予定がつまっていることもあり、
安全な方を選んでみました。
(そういえば、昨年の今ごろは、
北陸、東海地区大雪で、
岐阜から福井へのいろいろなルートを試みるも、
結局、たどり着けず・・・、という目にあってました。
このときの正解ルートは結果論で言えば、東京経由で
富山まで一旦入り、翌日1日遅れで福井に入る、というものでしたが、
この正解ルートに決めるには早いタイミングでの移動開始が必要で、
結局、午後、バス、列車、飛行機、全てだめ、とのことで、
待機していた名古屋から大阪に戻りました)
鄭州への列車は、1駅前で座席の権利が失効のため、
1駅分40分を無坐(立ち乗り)で来ました。
硬座車両と食堂車両の間のデッキで
満員状態で立ってきましたが、
(立ち乗りは、以前、
長春→吉林間、2時間弱を
経験済み)
日本の満員電車よりははるかにましなものの、
その間を車内販売のワゴンがむりやり通っていく根性は
さすが!
なかには、車内弁当販売ワゴン
(スープ入り四角容器フタなしが
上部に配置されており、危なっかしいですが、
見事に上部の容器をスライドさせながら、
スープを守ってワゴンを押していってます)
もあり、日本なら、普通は、通るのをやめてしまう、
という場面です。
さすがに、立ち乗りをしている人は
さまざまな客層の方がおられ、
中には、日本人嫌いの若いお兄さんもいて、
列車到着が近くなったころ、
私の横の通訳の人に、
「このひとは日本人か」と何度か確認した上で、
「日本人、×××」とののしりことばを吐いて、
遠くへにげさっていきました。
通訳の人はこわがって、
「次から列車はやめて、
飛行機にしましょう」といってますが、
何に乗っても、確率が下がるかどうかだけの話で、
こういう場面に遭遇する場面があると
思います。
(確率は下がるかも知れませんが・・・)
いろいろ話を見聞きして、
公共の場所では常に身構えてきているので、
私は、そう何とも思いませんが、
通訳の方はこわかったようです。
一人でいるときは日本語をしゃべらない、とか、
まわりになじむふるまいをする、とか、
日本人に見えない努力をしてますが、
仕事の移動中は、
どうしても日本語で話さなければならない場面が
あるので、ばれちゃうのはしかたないですね。
身に危険が及ばないよう、
立ち位置、振る舞い、には、
今後も気をつけていきたいと思います。
(日本にいてもどこにいても
危険には遭遇するものですので、
自分で身を守るしかない)
ところで、昨夜チェックインした宿は、
同じ会社の鄭州駐在の方が予約してくれた、
「河南民航大酒店」
鄭州市金水路3号
デポジット500元 1泊298元(何かの割引入ってると思います)
室内は広く快適です。
バスルームは湯船なしの
ガラス仕切りシャワー。
大きな通りに面したホテルで、
ホテル内のレストラン施設なども充実しているようです。
列車が予定より1時間遅れの20:00ごろ到着したため、
地元の方と20:20ごろ合流し、
夕食に、「フイ(火+会)面」というめんを
いただいてから、ホテルにチェックインしました。
フイ面というのは、きしめんをひろげた感じで、
ほうとうのような外観です。
スープもいろいろ薬効のあるような材料を
長く煮込んでつくる、ということでした。
遅くまで待ってくれた地元駐在の方は
大変だったと思いますが、
「アクシデントのおかげで、早く会うことができた」
とうれしいことを言ってくださりました。
今日は、10:55鄭州空港発の飛行機で
杭州を目指します。
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コメント
何時も何時も列車での移動大変ですねぇ、タフなればこそですね。 私も中国鉄道地図を持っていて時折見ては楽しんでいます。 そのチョンチョウは
結構重要な拠点らしいです(本で見ただけの知識です)私達の中国の娘に聞いてみてもその辺の知識はないようです。(学生ですから当然かも)
でいつかの時この娘と汽車に乗り合わせた時のこと・・私達が日本人と他の乗客に判ってしまいました。 それからが大変です。もう質問の嵐です。
明け透けにストレートに・・娘は通訳に必死です。
忘れられない思い出です。
その娘も今は出身校の大学でこの九月から日本語の教師となっています。
投稿: チーク・ポ | 2006年12月14日 (木) 09:57
列車はふれあいがあって楽しいですが、
最近の人はちょっと控えめに
なってきたのか、
寝台席では、
軽く交流があるくらいでした。
タクシーや、足裏マッサージ(私はあまり行きませんが・・・)で、質問ラッシュになることは
時々ありますが・・・。
私は、他の都市に行った時は、
片言の中国語でしゃべったり、
英語でしゃべったりして、
シンガポール人と名乗ることも多いです。
明日、また、夜出発で寝台列車で北京に
行ってきます(今回は通訳の方同行せず単独行)。
投稿: knasada | 2006年12月14日 (木) 23:39