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列車に挑戦

と言っても、列車と力比べをしたわけではありません。

 

中国国内で初めて列車にのり、
吉林-長春を往復してきました。

 

さすがに初めての汽車(こちらでは火車)旅は
一人では無理なので、
行きは用事で親戚の家に出かけると言う地元の方に
くっついて行き、帰りは一人で帰ってきました。
でも、切符は長い行列の後に、窓口でいろいろ言わなければ
ならず自分では買えないので、地元の方に買ってもらいました。
(なんとか、自分で帰るレベルまでもっていきたいと思います)

行きは、座る席の空きがあったようなので、
たぶん席ありの硬い座席券、
(帰りは、満員発売のようで、
 席なし券しか買えませんでした)
値段は、12元か15元くらいです。

 

席なしの券は10元、とても安いですが
1時間40分の汽車旅、立ったまま、
しかも、人がいっぱいひしめきあっている
状態なのは、結構つらいです。
(行き:14:22発 長春についたのは16:10ごろ)
(帰り:19:40発 吉林に帰着は21:20ごろ)
(出発時刻は、始発なのか正確で、
 1秒も待たずに時刻どおり動き出す感じです)

 

列車自体は、日本のディーゼル列車と
そう変わらないように思いますが、
やたら乗務員が多く、
一両ごとにたぶん2名以上はいます。
(私の乗った車両には3-5名がいた!)

 

 掃除:各車両大勢いる乗務員(車掌)が
     やたら掃除をする
     床には食べ物の包み、食べカス、ビール瓶、
     など投げ捨てる人も多いので、
     わらほうきみたいなのと缶を切って作ったちりとりを
     もって、掃いて回ったり、
     モップで拭いたり、テーブルのごみを回収して
     回ったり。

 

  席:私が乗った硬い席の車両は、
    3列、2列の対面シート。
    列車内で感じる音はJRの汽動車と変わらない。

 

行きの列車は、
シン陽行き(吉林始発かどうかは不明)、
帰りは長春始発の牡丹江行きでした。

 

ふと思い立って行ったため、
上記の時刻に書いたように、
長春駅についてからは
約2時間半が自由時間のあわただしい滞在でしたが、
駅から離れすぎないように一人でブラブラ散歩をしてきました。

 

駅から歩くときは駅を左の方に行って、人民大街沿いを
歩いてくのがわかりやすい、ということが、
地図も見ず、当てずっぽうのジグザグ歩きをして
駅まで戻ってきた結果、わかりました。

 

そこで、長春駅にちょっと来てみた人におすすめの、
散歩コースは・・・。
   <駅から春誼賓館を経て人民大街へ>
      駅は非常に縦横とも大きなビルです。
      駅から出て左手方向に歩き、
      前方に駅前ロータリー?を横断すると、
      目の前に塀で囲まれた、
      旧ヤマトホテル=春誼賓館があります。
      私は外観のみ見てきましたが、
      洋館風のつくりのこのホテル、
      次回は内側もぜひ見てみたいと思います。

 

   <人民大街を南へすすみ、勝利公園>
      毛沢東の像が出迎えてくれる、
      この公園。
      中は少し高低差もあり、
      小規模の遊戯コーナー(有料)が
      園内にちょこちょこあり、
      小さな子供を連れてくると喜ぶかも。
      池でボートにも乗れるようです。

 

      園内では飲み物やお菓子が買えますが、
      ソーセージや肉串、とうもろこしやタネ類(ひまわり、かぼちゃ・・・)
      を食べたい人は門前の人たちから買って入ってください。

 

    <人民大街をさらに南へ、共産党委員会を外観観光>
      かなり広い塀で囲まれていますが、
      塀は低く、歩道に示された警戒線は意味あるのかな?と
      感じます。
      園内の木や草はきれいに手入れされていて、
      門から覗き込んでみると(門番2人の兵士が立っているので、
      どこまで覗くと制止されるのか、わかりません)、
      中が大変きれいです。

 

      この建物は旧関東軍司令部だったはずですので、
      屋根のつくりが独特(日本風を取り入れたデザイン)です。

 

    <共産党委員会交差点を東へ、省政府を経て、街のにぎわいへ>
      省政府を経て東へ歩いていくと、再びいろいろ商店が出現。

 

    迷わないようにするためには、来た道を帰るのが無難ですが、
    体内の方位磁石に自信がある渡り鳥タイプの方は、
    人民大街の東ウラにあたる道を探してジグザグと行き、
    駅南方にある、長江ショッピング街?を通り抜けて人民大街に
    復帰するのが面白いと思います。

 

    この長江・・・・は、中に映画館があり、9/14より、
    「夜宴」を上映開始しているようです。
    時間がなかったので見れませんでした。
    商店以外に、露天の店が長く列をなしていて活気があるところです。

 

まず、中国語のできない日本人は
列車にのるのは切符買うところで
つまづくとおもいますが、
(かなりハードル高いが
 しゃべれない人も、
 切符買いカードとか、
 乗り号車たずねカード、
 とか事前に作っておけば、
 乗れないことはない)
安いのと、現地の生の感覚を味わえるのは魅力ですね。
私は、こういう列車で、雰囲気を味わうのが好きなので、
列車に乗るだけで旅の目的を達してしまいます。
また、乗ってみたいと思います。

 

 

 

<余談   9.18 が近づいてきて・・・>
  今回の列車の旅では
  吉林駅に、横幕「9.18を忘れるな」が1枚あっただけで、
  街で目に見えるキャンペーンはやっていません。
  テレビで関連の番組が増えるということですが、
  これも通常と同じレベル。
  (昔の日本の行為に関する情報は
   ある期間に限らず、いつでも少しずつ
   番組の中に入ってるように思います)
  たぶん、当日はテレビ番組多いのでしょう。
  9.18、長春、吉林などの東北地方は
  いわばご当地なので、
  あまり目立たないように歩いてきた(散歩の途中日本語を発した
  わけではないので、たぶん日本人には見えてないと思う・・・)
  のですが、目に見える表現物にはぶつかりませんでした。

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コメント

長春、色々な所をまわられたんですね!

僕も数回しか行ったことがありませんが、吉林と比べてしまうせいか、いつもただその発展ぶりに驚くばかりです・・。

「9・18を~」は、長春の偽皇宮に江沢民さんの題字で、デカデカと飾ってありますね。
僕は幸いにして、こちらに来て歴史問題で不愉快な思いをしたことがないのですが、やはり当日の行動には気をつけたいと思います。

ところで、テニスコートは大分西の方なんですね。一中の北というと・・臨江門を超えて更に西のあたりですよね?

投稿: しんや | 2006年9月17日 (日) 19:32

テニスコートは大分西です。
松花江の西側(江南地区の対岸)ですので、
臨江門の西に思えますが、
河の流れが南北になっているところですので、
臨江門広場の南に向かって河沿いの道路、松江路
をすすんでいくと国際会議場の行き先表示板が
ありますので、すぐわかります。
知人に聞いたところでは、
マンションの中に室内テニスコートが
あるところもあるそうです。

投稿: knasada | 2006年9月17日 (日) 19:54

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